日々のできごと

27ヶ月かかりましたが、増刷になりました!

日々のできごと 書評・関連書籍

拙著『生活保護から考える』(岩波新書)が第2刷になりました!

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この本は、生活保護法の改悪案が国会で審議されている時期に緊急出版したものです。第1刷の発行は2013年11月なので、2年3ヶ月かけて増刷になったことになります。

時間はかかりましたが、多くの方に読んでいただいたことは著者としては嬉しい限りです。大学などでの社会福祉関連の授業で、テキストとして使用してくださっているところも多いようです。

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時間はかかりましたが、生活保護制度や利用者に関する誤解やデマをなくしていくために、末永く活用してもらえると嬉しいです。

まだの方はぜひこの機会にご一読ください。

『生活保護から考える』目次

はじめに

第1章
崩される社会保障の岩盤
「働いた者がバカを見る制度」なのか/猛暑の夏に起こったこと/夏季加算の新設を求めて/安倍政権による基準引き下げ/基準部会の検証は活かされたか/小泉政権における老齢加算廃止/なぜ2008年と2011年を比較するのか/生活扶助相当CPIの算出方法/脅かされるいのちと暮らし/子どもたちの将来に与える影響/排除されるボーダー層/「補足性の原理」とは/制度から排除によって何が起きるのか/ほかの制度への波及/就学援助の縮小と最低賃金への影響/物価上昇政策がもたらすこと/資産要件の厳しさ/医療費を支払うと……/封印された「ナショナルミニマム」/強行された基準引き下げ

第2章
届かない叫び声
切符を渡されて、たらい回しに/厚労省による是正指導/窓口で行なわれる虚偽の説明/「水際作戦」の背景にあるもの/不正受給キャンペーンから123号通知へ/餓死、路上死の増加/自治体ごとの恣意的な判断基準/「ヤミの北九州方式」/裏と表の使いわけをする厚労省/厚労省の通知が生活保護利用者を増やしたのか/生活保護の捕捉率/生活保護制度の認知度が低い/貧困を直視しない政治/相対的貧困率の発表/スティグマを強化させた生活保護バッシング/生活保護の現物給付化案/国連からの勧告/「裏システム」の「表」化に動き出した政府

第3章
家族の限界
親族間の暴力と支配/「私」を、「親密」と「個」に/生活保護を活用して親子を分離する/芸能人親族の生活保護利用/扶養義務を強化する法改正/生活保護と扶養義務との関係/扶養義務が「優先」に/公的扶助と私的扶養の線引きのわかりにくさ/中途半端に終わった民法改正/諸外国では/貧困の世代間連帯が悪化/生活保護世帯の高校生の声/障がい者の自立生活にも影響/扶養義務強要は家族関係を破壊/DV・虐待の被害者に深刻なダメージ/社会問題を「私的領域」に押し込める/自民党のめざす社会保障ビジョン/「日本型福祉社会」の崩壊/家族の支え合いの限界/「社会保障と税の一体改革」の変質/「絆原理主義」

第4章
当事者の一歩
当事者が声をあげられない/親の介護のために離職/初めての路上生活/路上からの生活保護申請/生活保護利用者への就職差別/当事者の支え合いをつくる/福島からの避難者を支援/「一人ひとり、その人にあった言葉をかけてもらいたい」/精神疾患で働けなくなり/生活保護を利用している自分を肯定できない/二度目の生活保護申請/当事者の声を政策に/生活保護利用者によるデモ/身体障がい者の当事者として/福祉予算削減の動きに懸念/当事者としてロビー活動に参加/数ある制度の一つとして

第5章
問われる日本社会
自民党議員による人権制限論/小野市の福祉制度利用者「監視」条例/1950年の生活保護法の抜本的な改正/利用者バッシングと社会保障費抑制/問題だらけの生活保護法改正案/切り縮められた「自立」概念/生活困窮者自立支援法案の問題点/貧困をなくすための総合的政策を/「生活保障法」へ/ケースワークの質の確保/世帯単位の緩和/生活保護利用者は「徴兵逃れ」か/石原吉郎の語る「弱者の正義」/基準引き下げに対する不服審査請求

つくろいハウスの年末年始!皆様のご協力に感謝いたします。

日々のできごと

あけましておめでとうございます。

2016年も引き続き、「いのち・すまい・けんり」にこだわった活動を続けていきたいと思います。

 

ふとんで年越しプロジェクトに協力!

この年末年始も、都内の生活困窮者支援団体の関係者が連携をして「ふとんで年越しプロジェクト」が実施されています。

福祉行政が機能を停止する年末年始に、各団体がネットワークを組み、独自の宿泊支援・生活支援を行うというこのプロジェクトも、今回が3回目。前回、前々回のプロジェクトの報告は以下でご覧になれます。

ふとんで年越しプロジェクト2014報告 ~路上をとりまく状況の変化に着目して~

ふとんで年越しプロジェクト報告(2013~2014年) ~路上支援の新しい在り方を模索して~

私が代表理事を務めるつくろい東京ファンドも、個室シェルター「つくろいハウス」の一部の居室を無償提供することで、このプロジェクトに協力しています。

 

「年越しそばを食べる会」&もちつき大会

その「つくろいハウス」では、今年も大晦日に「年越しそばを食べる会」を開催しました。

31日の昼間からスタッフやボランティアが集まって、そばの準備を行いました。

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生活支援を担当しているスタッフの祖父にあたる方がご自身で育てた野菜(白菜、大根、里芋など)もご提供いただき、ヘルシーなそばになりました。

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また、ボランティアの皆さんからは、おせち料理や果物を差し入れていただきました。参加した70代の男性からは「久々に家庭的な雰囲気を味わうことでできて、良かった」という感想をいただきました。

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食事会には15名が参加。現在、「つくろいハウス」に入居されている方や、すでにアパートに移られた方が集まり、年末に「ふとんで年越しプロジェクト」につながって入居されたばかりの男性も参加されていました。

年が明けて、1月2日には豊島区の「要町あさやけ子ども食堂」で開催されたもちつきにみんなで参加しました。地域の子どもたちも参加して、賑やかな雰囲気の中、おもちを美味しくいただくことができました。

 

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たくさんの物資カンパに感謝!

この年末年始で特筆すべきことは、たくさんの方から物資カンパをいただいたことです。

12月28日に、このサイトで「大掃除で出た不要な物品(石鹸、タオル、食品など)をご提供ください」と呼びかけたところ、わずか2日の間に、十数名の方からご連絡をいただきました。

保管スペースの都合もあるため、30日には募集を締め切らせていただきました。ご了承ください。

ご提供いただいた物品のごく一部

ご提供いただいた物品のごく一部

こんな短期間に多くの方からカンパの物品をいただき、私自身も暖かい気持ちで年を越すことができました。物品を送ってくださった方、情報をシェアしてくださった方に感謝いたします。ありがとうございました。

ご提供いただいた物品は、シェルターに入った方への生活支援に活用させていただきます。

今後、つくろい東京ファンドでは生活困窮者への居住支援事業をさらに広げていきたいと考えています。本年もよろしくお願いいたします。

2015年を振り返って~『鵺』、安保法案反対からハウジングファーストまで

日々のできごと

私にとっての2015年は、新著『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために』(エディマン/新宿書房)の出版から始まりました。

この本は、過去20年の間に私が野宿者支援、生活困窮者支援の活動の現場に関わりながら書いてきたエッセイをまとめたものです。私にとっては20年間の活動の集大成のような本になりました。

この本の出版をきっかけに、2月には(意外なことに)読売新聞の「顔」欄に私の紹介記事が掲載されました。

【2015年2月19日】 読売新聞:「顔」欄に稲葉剛の紹介記事が掲載されました。 

友人たちが企画してくれた「出版を祝う会」も大盛況で、とても幸せな時間を過ごすことができました。

出版記念会の座談会 右から吉水岳彦さん、星野智幸さん、私、司会の小林多美子さん 撮影:吉田敬三

出版記念会の座談会 右から吉水岳彦さん、星野智幸さん、私、司会の小林多美子さん 撮影:吉田敬三

 

写真で見る『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために』出版を祝う会

動画で見る『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために』出版を祝う会

また、春には昨年12月にビッグイシュー基金/住宅政策提案・検討委員会が発表した調査報告書『若者の住宅問題』に関する取材が相次ぎ、私も委員の一人として様々なメディアにお話をしました。

【2015年3月26日】 毎日新聞:貧困の若者:過半数家賃払えず…実家に「居候」

2月には東京で、5月には大阪で、調査報告書に基づくシンポジウムが開催され、私もシンポジストとして発言しました。

活動家と大学教員という2足の草鞋

今年4月、私は立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科に着任しました。
「大学の先生になって、貧困の現場から遠ざかるのでは?」という周りからの懸念を払しょくするために、あえて「現場続投宣言!」という記事をアップし、活動家と大学教員という2足のわらじを履くことを宣言しました。

「21世紀」着任のお知らせ&現場続投宣言! 

21世紀社会デザイン研究科は社会人向けの大学院です。私は年間を通して「貧困と社会的排除」と「居住福祉論」という2つの授業と論文指導を担当しています。

7月の下旬に春学期の授業が終わり、少しは自分自身の研究の時間が取れるかとも思ったのですが、夏休み期間中はちょうど安全保障関連法案が国会で審議されている期間にぶつかったため、できる限り時間を作って、国会前の抗議活動に参加しました。

個人として抗議に参加するかたわら、7月末に設立された「安全保障関連法案に反対する立教人の会」にも教員の一人として参加し、集会運営などに協力しました。国会前の抗議活動にも立教の教職員や学生グループと一緒に参加して、声をあげました。

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残念ながら、法案は通ってしまいましたが、立教の有志は「安全保障関連法に反対する立教人の会」と名称を変更して、活動を続けています。

「ハウジングファースト」シンポジウムを開催!

秋には、その立教大学のキャンパスで「ハウジングファーストと社会デザイン」という国際シンポジウムを開催しました。

大学に着任した時から、居住福祉に関する授業や研究と、現場の活動とをつなげられないか、と模索してきたのですが、半年の準備期間を経て、ひとつの形を創ることができたと思います。
シンポジウムには予想を超える200人が集まってくださり、「ハウジングファースト」の理念を日本社会に定着させる第一歩になったと考えています。

公開講演「ハウジングファーストと社会デザイン」(その1):講演 ヴァンサン・ジェラールさん 

ただ住宅政策をめぐっては、今年、生活保護の住宅扶助基準の引き下げや川崎市での簡易宿泊所火災といった出来事もありました。

こうした問題でも、集会や記者会見、メディア取材などを通して発言を行ないました。

【2015年1月13日】 東京新聞:15年度予算案 住宅扶助、冬季加算カット 「命にかかわる」

単身・低所得の高齢者が安心してアパート入居できる仕組みを! 

また、10月には呼びかけ人の一人として、「人間らしく生きたい – まもろう憲法25条」をスローガンにした「25条大集会」に参加しました。この大集会には約4000人が集まりました。

これらの活動と並行して、NPO法人もやいでの日常活動(今年度はサロンと入居支援事業のコーディネイターを担当)や、つくろい東京ファンドでのシェルター事業を行なってきました。

つくろい東京ファンドは、新規の事業として、夏にニュースサイト「マチバリー」を開設したほか、秋には新たな住宅事業のためのクラウドファンディングを行ない、そこで得た約120万円を元手に、新たなシェルター(新宿区)と若者向けシェアハウス(墨田区)をオープンしました。
来年1月には、墨田区のシェアハウスのダイニングスペースを使って、こども食堂をオープンする予定です。

他にも、各地での講演活動など、様々な活動を一年を通して行なうことができました。これも皆様のご協力があってのことと思います。

本年も多くの方の応援をありがとうございました。2016年も「いのち・すまい・けんり」にこだわった活動を続けていきたいと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。

冬を越すためのシェルター事業にご協力を!(物品募集は締め切りました)

日々のできごと

【12月30日追記】保管スペースの都合により、今回の物品募集は締め切らせていただきました。多くの方のご協力をありがとうございました。

早いもので、今年も今日(12月28日)で仕事納め。明日29日から年末年始のお休みに入ります。

連休に入るのは役所も同じです。年末年始の連休は、生活に困窮している人にとって相談できる福祉の窓口が閉まってしまうことを意味します。

役所の閉庁期間中(12月29日~1月3日)でも、夜間休日窓口に生活保護の申請書を提出することはできますが、一部の地域を除き、緊急宿泊や当面の生活費貸し付けといった公的な支援策は実施されていないからです。

そのため、この期間中、全国の各地で集中的な野宿者支援、生活困窮者支援の取り組みが民間レベルで行なわれます。東京都内も各地で炊き出しや夜回り、ボランティア医師らによる相談会などが実施されます。

こうした活動に加え、一昨年からは都内の支援団体関係者が連携をして、「ふとんで年越しプロジェクト」という取り組みも行なっています。クラウドファンディングで集めた資金をもとに都内のビジネスホテルなどの宿泊場所を確保し、各地の団体と連携をしながら、病気療養が必要な方などに宿泊と生活の支援を行なうというものです。

今年も「ふとんで年越しプロジェクト2015」として、明日からこの活動を行ないます。クラウドファンディングもまだ継続中ですので、ぜひご協力ください。

ふとんで年越しプロジェクト2015 ~誰もが暖かく年を越せるように~ – クラウドファンディング MotionGallery(モーションギャラリー) 

私が代表理事を務める一般社団法人つくろい東京ファンドは、東京都中野区で個室シェルター「つくろいハウス」を通年で運営しているのですが、この期間中は「ふとんで年越しプロジェクト」に複数の部屋を提供する予定です。

 

過去にご提供いただいた品々。

過去にご提供いただいた品々。

 

つくろい東京ファンドでは、活動資金を募集しています。
下記の銀行口座にお振り込みの上、上記のお問い合わせフォームにご連絡ください。

◆つくろい東京ファンドの銀行口座
みずほ銀行 飯田橋支店(061)
普通 2634440 「つくろい東京ファンド」

また、クレジットカードを利用したAmazonギフト券によるご支援も可能です。下記ウィッシュリストでご購入いただけます。

「つくろい東京ファンド」Amazonウィッシュリスト

いただいたギフト券は、日々の活動で必要な物品の購入に使わせていただきます。

一人でも多くの方が厳しい路上生活から抜け出せるように支援を続けていきたいと思います。ぜひ皆様のあたたかいご協力をお願いいたします。

年末の生活困窮者支援にご協力を!&困っている方はお早めにご相談を!

日々のできごと

師走も半分が過ぎ、世の中はクリスマス&年末ムードになってきました。

今回の年末年始の連休は6日間と若干、短めですが、それでも福祉の窓口が閉まる年末年始は、ホームレス状態にある人など生活困窮者にとって厳しい時期であることに変わりはありません。

これから年末年始にかけて、生活困窮者支援に関わる各団体は集中的な相談・支援活動に取り組む時期になります。

私が理事を務めるNPO法人もやいでは、歳末寄附のキャンペーンも行なっているので、ぜひご協力ください。

歳末寄附のお願いです。マンガ家の柏木ハルコさんにバナーを描いていただきました!

ご家庭や職場で不要になった本やDVD・CDで寄附をすることもできます(1月末まで買い取り額20%アップキャンペーン中です)。

あなたの本が自立をめざす生活困窮者の方々の「はじめの一歩」をお手伝いします。

 

生活にお困りの方、困りそうな方はお早めにご相談を!

現在、各地の支援団体や相談機関は「いま生活に困っている方、年末にお金が尽きて困りそうな方は、お早めにご相談ください」と呼びかけています。

年末年始の間でも、生活保護の申請行為自体は、役所の夜間休日窓口に申請書を出すことで可能なのですが、宿泊などの緊急支援は一部の自治体でしか行なっていません。

そのため、各団体では年末の休みに入るまでに相談をしていただき、早めに生活保護を申請することをお勧めしています。

通年で開設されている民間の相談窓口の一覧は、生活保護問題対策全国会議のブログにアップされているので、ぜひご参考にしてください。

生活保護のことで相談したい場合は、こちらへどうぞ(相談先リスト)

私が理事を務めるNPO法人もやいの場合、面談相談は12月22日(火)、電話相談は25日(金)が年内最後になります(年明けはいずれも1月5日(火)より)。

また、生活保護制度の概要については、こちらのパンフレット(PDF)をご参照ください。生活保護については、誤解をされている方も多いので、ぜひ正しい知識を知っていただければと思います。

NPO法人もやい『困った時に使える最後のセーフティネット活用ガイド』(PDF)

 

12月23日(祝・水)には、全国の法律家が中心となった拡大電話相談会が実施されます。私も呼びかけ人になっています。

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東京では、12月24日(木)、25日(金)に「つながる総合相談ネットワーク東京」による総合相談会が四谷の日司連ホールで開催されます。

なんでも総合相談会のご案内 12/24(木)25(金) 1/25(月)

支援を必要としている方に、こうした情報が届くよう、ぜひこうした広報にご協力ください。

よろしくお願いいたします。

住まいの貧困に関する報告書が次々と完成!

日々のできごと

今年5月31日にNPO法人ビッグイシュー基金・住宅政策提案・検討委員会の主催で開催された『市民が考える!若者の住宅問題&空き家活用』シンポジウムの報告書が完成しました。

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報告書はA4版24ページ。委員会による若年・未婚・低所得層の居住実態調査の報告と分析、NPO、自治体、不動産業者など、多彩なパネリストの方々を迎えての「空き家」と住宅困窮者のマッチングに関する取り組み報告や提案など、盛りだくさんの内容になっています。
私も委員の一人として「居住の安定第一へ――若者の貧困と住宅問題」というパートを担当しています。

この報告書は無償配布をしており、ビッグイシュー基金のウェブサイトでPDFをダウンロードすることもできます。詳しくは下記リンク先をご覧ください。

ビッグイシュー基金:「若者の住宅問題&空き家活用」シンポ報告書が完成しました

 

また、私が世話人を務める「住まいの貧困に取り組むネットワーク」は、昨年、貧困研究会の有志とともに「大都市の住まい実態調査プロジェクト」を発足させ、首都圏、名古屋、大阪における生活困窮者の住まいのあり方の実態調査に取り組んできました。

このたび、そのプロジェクトの中間報告書が、助成元である恩賜財団済生会のウェブサイトに掲載されました。こちらもPDFをダウンロードできます。

社会福祉法人恩賜財団済生会 生活困窮者問題調査会 平成26年度 調査研究報告書

※「3. 生活困窮者の住居の在り方に関する実態調査 PDF」をクリックしてください。

 

これらの報告書を通して、住まいの貧困の実態や対策の必要性が広く知られればと思っています。ぜひご活用ください。

また、私が代表理事を務めるつくろい東京ファンドでは、10月30日まで新たに都内2ヶ所の空き家を活用したプロジェクトを実施するためのクラウドファンディング(インターネットでのクレジットカード決済を活用した資金調達)を行なっています。

こちらも引き続き、ご協力をお願いします!
詳細は以下のキャンペーンページをご覧ください(画像をクリックすると、Motion Galleryのページに移ります)。

異色コラボ!貧困ビジネスをモチーフにした芸術映画の監督と『居場所』をテーマに「まちのもう一つの食卓」で語ります!

日々のできごと 講演・イベント告知

私が代表理事を務める一般社団法人つくろい東京ファンドでは、現在、新たに都内2ヶ所の空き家を活用したプロジェクトを準備中!
新プロジェクト立ち上げのため、10月30日までクラウドファンディングを展開しています。

詳細は以下のキャンペーンページをご覧ください(画像をクリックすると、Motion Galleryのページに移ります)。

このクラウドファンディングのプラットフォームを提供してくれているMotion Galleryでは、様々なプロジェクトが実施されているのですが、その中の一つに映画『蜃気楼の舟』製作プロジェクトがあります。

田中泯出演!東欧最大の映画祭正式出品『蜃気楼の舟』を体験として届けるプロジェクト

なんと、この映画、「ホームレスの老人たちに住居を与え生活保護費をピンハネする“囲い屋”の青年が主人公の物語」だと言います。私自身は、こうした貧困ビジネスの被害者にたくさん接してきましたが、「加害者」側からの視点で描いた映画ということになります。

田中 泯も出演、竹馬靖具の監督作映画『蜃気楼の舟』がカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭に公式出品 – CDジャーナル

今回、Motion Galleryのスタッフの方の仲介で、この映画の製作スタッフである竹馬監督、汐田プロデューサーとのコラボイベントをすることになりました。テーマは、”居場所”です。

しかも、開催場所は、これもクラウドファンディングで生まれた「都電テーブル」

都電荒川線・向原駅のそばにある「都電テーブル」は、「まちにもう一つの食卓を」というコンセプトで生まれたダイニング。カスタムメイド賃貸で有名なロイヤルアネックスの2階にあります。

貧困ビジネスをモチーフにした芸術映画の監督・プロデューサーと、”居場所”をテーマに、「まちのもう一つの食卓」で語る、という異色コラボ。

いったい、どんな化学反応が起こるのでしょうか。私自身も楽しみにしています。

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https://www.facebook.com/events/911162125644222/

社会から、芸術から”居場所”について語る

貧困の現場から見た”孤独”とアート映画のスクリーンを通して見る”孤独”。それぞれ違う視点から捉えた、今の”居場所”について考えます。

「空き家活用!シェルター+こどもクッキングサロン×若者向けシェアハウス」の実現に取り組まれている、一般社団法人つくろい東京ファンド・稲葉剛代表理事が、これまでのご活動を通して感じている”居場所”の問題とその変遷、
欧州最大の映画祭であるカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭に正式出品され、現在全国公開に向けてクラウドファンディング中の田中泯出演『蜃気楼の舟』の竹馬監督と汐田プロデューサーが本作で表現したかった”居場所”、そして何故それを映画に写しこんだのか。

MotionGalleryでのクラウドファンディングを通じ、都電荒川線の向原駅近くにオープンした、まちに住む人々やお母さんの新たな”居場所”都電テーブルで、美味しい軽食・お飲み物と共に、一緒に考えます。

<開催概要>
日程:10月27日
時間帯:20時〜22時
場所:都電テーブル  アクセスマップはこちら。
(東京都豊島区東池袋2-6-2 ロイヤルアネックス201)
参加費:1,000/名(1ドリンク+軽食付き)

登壇:
竹馬監督・汐田プロデューサー(映画『蜃気楼の舟』)
一般社団法人つくろい東京ファンド・稲葉剛代表理事

<関連ページ>
田中泯出演!東欧最大の映画祭正式出品『蜃気楼の舟』を体験として届けるプロジェクト

空き家活用!シェルター+こどもクッキングサロン×若者向けシェアハウスを作りたい!

シェルターからアパートへ!「年齢の壁」を破り、85歳男性がアパート入居しました。

日々のできごと

今週、私が代表理事を務める一般社団法人つくろい東京ファンドが運営する個室シェルター「つくろいハウス」(東京都中野区)に入所していたKさんが、近くのアパートに入居しました。

Kさんは85歳の男性。昨年秋に入所したKさんは、これまで「つくろいハウス」に入所した30人以上の利用者の中で、最年長になります。

私はKさんと一緒に不動産店に同行し、契約に立ち会いました。

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「つくろいハウス」は本来、短期滞在を想定した施設ですが、高齢のためになかなか入れるアパートが見つからないKさんの滞在は長期化しました。

単身高齢者がアパートに入居するためのハードルが高いという問題は、今年5月の川崎の簡易宿泊所火災でも明らかになっています。

※関連記事:単身・低所得の高齢者が安心してアパート入居できる仕組みを!

福祉事務所は高齢者施設に入ることをKさんに勧めていましたが、私は「一人暮らしがしたい」というKさんの意思を尊重して、彼が入れるアパートを探してきました。

しかし、80代半ばの人を受け入れてくれるアパートはなかなか見つかりません。

また、Kさんの足腰はまだしっかりしているのですが、今後のことを考えると、階段を使わなくてすむ1階の部屋に入った方が良い、ということも考慮すると、部屋探しのハードルはますます上がりました。

そんな折、私たちの活動を応援してくれている近隣のアパートの大家さんから「1階の部屋が空いた」という連絡をいただきました。

念のため、大家さんに「85歳の方ですけど、大丈夫ですか」と聞いたところ、「ウチのアパートには86歳の人もいるよ」と笑って答えてくれました。聞くところによると、このアパートでは1階の部屋は高齢者に優先して入ってもらっているということでした。

Kさんと一緒に部屋を内見したところ、彼もその部屋を気に入ったので、そこに入居することになりました。

85歳にしては元気に見えるKさんですが、やはり年齢のことを考えると、一人暮らしには不安がないわけではありません。今後は、大家さんや介護サービスの事業所とも連携をして、Kさんの見守りをすることが決まっています。

Kさんの場合、大家さんの協力もあって、アパート生活を始めることができました。
今後とも地域の大家さんや不動産屋さんとネットワークを作り、Kさんのような高齢者が安心してアパートに暮らせるように支援していきたいと思っています。

新たな空き家活用プロジェクトにご協力を!

つくろい東京ファンドでは、空き家や空き室を活用した低所得者への居住支援事業を展開しています。

現在、「つくろいハウス」に続き、新たに都内2ヶ所の空き家を活用したプロジェクトを実施するためのクラウドファンディング(インターネットでのクレジットカード決済を活用した資金調達)を行なっています。

詳細は以下のキャンペーンページをご覧ください(画像をクリックすると、Motion Galleryのページに移ります)。

ぜひご協力をお願いいたします。

『すぐそばにある「貧困」』(大西連 著)が刊行されました!

日々のできごと 書評・関連書籍

認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいの大西連理事長が『すぐそばにある「貧困」』(ポプラ社)を上梓しました。

NPO法人もやいの理事長は、設立以来、私が務めていたのですが、昨年夏に世代交代をおこない、20代の大西君が二代目の理事長に就任しました。

理事長交代時におこなった新旧理事長対談はこちらでご覧になれます。

もやい理事長交代記念 対談×大西連(前編)

もやい理事長交代記念 対談×大西連(後編)

『すぐそばにある「貧困」』は、その大西理事長の初の単著になります。

貧困問題についてのわかりやすい入門書であると同時に、20代の若者がさまざまな事情により生活に困窮した人々と出会いながら成長をしていく、という物語としても読むことができます。

私も重要な登場人物の一人として出てくるのですが、若干、キャラ設定が実物と違うので、ご注意ください(苦笑)。2010年に出会った当時、彼からはつっけんどんに見えたのかもしれませんが…。

ぜひ多くの方々に読んでいただきたい本です。

この本を読んでから、拙著『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために』や、もやい編『貧困待ったなし』を読むと、生活困窮者支援の歴史的なつながりが見えて、興味深いと思います(宣伝ですが…)。

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【著者からのメッセージ】

初の単著となる『すぐそばにある「貧困」』(ポプラ社)が刊行されました。企画から足かけ3年の月日を経て、無事に出版となりました。

「貧困」というテーマで本を書く。それは、つらく苦しい作業でした。
はじめて新宿の炊き出しに参加した22歳の冬から今までに出会ったすべての人のことを思い返しながら、これまで歩んできた月日を振り返り、貧困の現場で見てきたこと、経験してきたことを率直につづった本です。

僕の生い立ちを含めた原点から、炊き出し、夜回り、生活保護の申請同行、越年越冬、相談会などなど。路上で、相談の現場で出会った一人ひとりとのストーリーを丁寧に描きました。

ぜひ、手に取ってもらえたらと思います。

なかなか大きな書店にしか並ばないかもしれませんので、Amazonをご利用の方はこちら↓

多くの方に手に取っていただけたら幸いです。
よろしくお願いします。

以下ご案内です。転送転載大歓迎です。

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すぐそばにある「貧困」
大西 連/著

発行 ポプラ社
9月8日刊行 四六判並製 288頁
定価:本体1,500円(税別)
ISBN978-4-591-14656-9

GDP世界第3位、豊かな日本の見えない貧困に20代にしてNPO法人「もやい」理事長の著者が迫る!

ホームレス問題、ネットカフェ難民、若年失業者、DV被害者の苦悩、元暴力団員の更正、不正受給や水際作戦の実態、誰かを支援することの難しさ。ふとしたことから路上支援の世界に飛び込むことになった20代の著者が、その目で見てきた生活困窮者たちの人生と、支援現場での葛藤を描く。子どもや女性といったわかりやすいテーマに留まらない、日本の貧困の全体像に迫った衝撃のノンフィクション。

ポプラ社紹介ページはこちら。

==以下内容紹介==

■6人に1人が貧困?
GDP世界第3位、豊かな日本の見えない貧困に迫る!

「兄ちゃん、あんたはまだ若い。俺たちみたいにはなるなよ」(第1章 路上)
「あんた……そんな理由で偽名を使ったのか……?」(第4章 不正受給)
「このまま殺されたほうがラクなんじゃないかとさえ、思ったんです」(第6章 若者)
「どうして私はこうなっちゃったんだろう」(第8章 家族)
「私たちは、恥ずかしい存在なのでしょうか?」(第10章 バッシング)

2006年、当時の総務大臣は次のような発言をした(同年6月16日付『朝日新聞』)。
「社会的に解決しないといけない大問題としての貧困はこの国にはないと思います」

では本当に、日本に貧困問題は存在しなったのだろうか?
もしそうだとして、じゃあ、いま目の前で、困っているこの人たちはなんなのだろう?

いま、僕たちと貧困を隔てる壁は、限りなく薄く、もろく、そして見えづらくなっている。
もはや「貧困」は、別の誰かの話じゃない。
誰の身にもふりかかる、すぐそばにあるものなのだ……。

■20代にしてNPO法人「もやい」理事長、初の書き下ろし!

ホームレス問題、若年失業者、DV被害者の苦悩、元暴力団員の更正、生活保護の不正受給や役所の水際作戦の実態――
日本の生活困窮者支援の最前線を担うNPO法人「もやい」理事長の著者が直面した、生活に困窮してしまった人たちの人生や支援現場での葛藤をありのままに描く衝撃のノンフィクション。

エピソードメインなので、今までの貧困本は難しくて読めなかった、という人にも読みやすく、「生活保護ってどんな制度?」「不正受給ってどれくらいあるの?」といったテーマ別のコラムも充実。
子どもや女性といった特定のテーマにとどまらない、日本の貧困問題の全体像を把握するのに最適な1冊となっている。

■大西連(おおにし・れん)
1987年東京生まれ。
認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長。新宿ごはんプラス共同代表。
生活困窮者への相談支援活動に携わりながら、
日本国内の貧困問題、生活保護や社会保障制度について、
現場からの声を発信、政策提言している。
Twitter:@ohnishiren

次は新宿区と墨田区で空き家活用!クラウドファンディングを始めました!

日々のできごと

私が代表理事を務める一般社団法人つくろい東京ファンドでは、昨年、東京・中野区に空き家を活用した個室シェルター「つくろいハウス」を開設して運営しています。
そして今年も、新たな空き家活用のためのクラウドファンディングを実施することになりました。今回は、新宿区と墨田区の二軒の一軒家を活用するプロジェクトです。

詳細は、以下のページをご覧ください(画像をクリックすると、Motion Galleryのページに移ります)。

つくろい東京ファンドの一連のプロジェクトは、こちらのグラフの問題意識から始まっています。

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私はずっと空き家・空き室を活用した低所得者支援を実現できないかと考えていたのですが、最近、協力してくれるオーナーさんが増えてきて、ようやく形にすることができるようになりました。

クラウドファンディングの成功の秘訣は、どれだけ情報が拡散するかにあります。
ぜひ多くの方に情報拡散などで、ご協力をお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。

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