【2014年2月1日】東京都知事選と「住まいの貧困」
都知事選の苦い思い出 東京都知事選には苦い思い出があります。 1995年の都知事選。世界都市博覧会の中止を公約に掲げた青島幸男が約170万票を得て当選しました。当時、市民運動団体の多くが彼を支持し、新宿で路上生活者支援活…
2014年2月1日
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都知事選の苦い思い出 東京都知事選には苦い思い出があります。 1995年の都知事選。世界都市博覧会の中止を公約に掲げた青島幸男が約170万票を得て当選しました。当時、市民運動団体の多くが彼を支持し、新宿で路上生活者支援活…
2014年2月1日
消費増税は社会保障を充実させるため。そう言いつつ、安倍政権は(2013年)8月から、生活保護を利用できるかどうか判断する基準額を引き下げました。私たちのアンケートでは、生活保護世帯の約6割が食費や電気代を削ったと答え、高…
2013年10月2日
皆さんは鵺(ぬえ)という伝説上の怪物をご存じでしょうか。 『平家物語』によると、平安時代の末期、夜な夜な京の都を騒がせる怪物がいました。鵺は、猿の顔、狸の胴体、虎の手足、蛇の尾を持ち、「ヒョーヒョー」という気味の悪い声で…
2013年6月1日
生活保護法「改正法案」が閣議決定 2013年5月17日、政府は生活保護法を抜本改正する法案を閣議決定しました。この「改正法案」の中には、生活保護の申請を厳格化し、親族の扶養義務を強化する内容が盛り込まれていることから、私…
2013年5月1日
新宿駅西口地下広場のイベントコーナー。四方をガラス扉によって囲まれた470㎡の空間は、東京都道路整備保全公社によって一日126万円の使用料で貸し出され、連日、各地の物産展や即売会が開催されている。夜間はガラス扉が施錠され…
2013年4月1日
「自分が死んでも骨ひとつ拾わないと親に一筆書いてもらったら、生活保護を認めてやってもいい」 東京都内の福祉事務所に相談に行った20代の男性は、このように職員に言われて追い返されました。芸能人の親族が生活保護を受給していた…
2012年11月23日
生活保護を受けられない高齢者たち 「アパートの家賃が払えない」「もう何日もご飯を食べていない」……。 私が代表を務めるNPO法人自立生活サポートセンター・もやいの事務所(東京都新宿区)には、年間1000人近くの方が生活の…
2012年11月1日
生活保護制度が揺れている。「高額所得者の芸能人の母親が生活保護を受給」という報道に端を発した騒動は、親族の扶養義務と公的な援助の関係をめぐる議論に発展した。小宮山洋子厚生労働大臣は、生活保護受給者の親族が受給者を扶養でき…
2012年6月1日
はじめに 二〇一一年一一月六日、東京都新宿区大久保の木造二階建てアパート「ローズハウス林荘」で火災が発生。そこで暮らしていた五名の住民が亡くなり、二名が負傷するという惨事になった。亡くなられた五名の方のうち、四名は七〇歳…
2012年3月1日
仕事と住まいが同時になくなる 2008年年末、東京・日比谷公園に開設された「年越し派遣村」には、派遣切りなどによって仕事と住まいを失った人たち約500人が助けを求めに訪れました。その多くは、派遣会社の寮や建築現場の宿舎な…
2011年9月1日