日々のできごと

社会の底割れを招く生活保護基準引き下げに反対!署名を提出しました。

提言・オピニオン 日々のできごと

本日(12月15日)、私が共同代表を務める「いのちのとりで裁判全国アクション」は、厚生労働省に「生活保護制度の充実を求める緊急署名」第一次集約分17471筆分を提出しました。

 

署名で要望しているのは、以下の4点です。

1.社会保障と教育への予算配分率を先進ヨーロッパ諸国並みに引き上げてください。
2.生活保護世帯の子どもの大学・専門学校等への進学を認め、低所得世帯の学費減免と給付型奨学金を拡充してください。
3.生活保護の母子加算の削減や級地の見直し等さらなる生活保護基準の引き下げをしないでください。
4.生活扶助基準・住宅扶助基準・冬季加算を元に戻し、夏季加算を創設してください。

この緊急署名は、今年10月下旬から集め始めたものですが、12月に入り、「厚生労働省がさらなる生活保護基準の引き下げを検討している」との報道が流れて以来、オンラインを中心に署名が急速に広がりました。

本日提出分のうち、約4分の1にあたる3794筆分はオンライン署名でした。

署名提出の後、厚生労働記者会で記者会見を行いました。会見には生活保護の利用当事者も3人参加し、各メディアに「生活保護利用者の生活実態を知ってほしい」と訴えました。

署名提出と記者会見の様子は、すでに各社で報道されています。NHKとTBSの報道は下記リンク先よりご覧ください(一定期間が過ぎると、リンクが切れる可能性があります)。

生活扶助引き下げ方針 撤回求め署名提出 | NHKニュース 

生活保護費の引き下げ反対、弁護士ら要望書提出 TBS NEWS 

新聞各社は明日の朝刊に記事が出る見込みです。ぜひご注目ください。

一般低所得世帯との比較は「悪魔のカラクリ」

私は記者会見の場で、生活保護問題対策全国会議が発表した緊急抗議声明の内容を説明して、「下位10%の一般低所得世帯の消費実態と比較して、生活保護基準の方が相対的に高いので、基準を引き下げる」という厚労省の考え方を強く批判しました。

「一般低所得者世帯と比較して、生活保護基準を下げる」というのは、一見、合理的なように見えるかもしれませんが、この理屈で行くと、「政府が貧困対策に失敗すれば、失敗するほど、生活保護基準を下げて、社会保障費を抑制できる」ということになります。

例えば、「一般低所得世帯」の中には、生活保護を利用する資格がありながら、行政の「水際作戦」などによって利用できておらず、「受給漏れ」状態にある方が多数含まれています。

生活保護の捕捉率(利用資格のある人のうち、実際に制度を利用できている人の割合)が2~3割と言われる中で、生活保護基準を下位10%の層の人たちの消費実態と比較すれば、どういう結果になるのかは、最初から明らかです。

生活保護行政が充分に機能していない結果が、生活保護基準の引き下げという形で、制度利用者に押し付けられてしまうのです。

そして、生活保護基準は他の低所得者対策の基準とも連動しているので、その基準が下がれば、他の社会保障制度も利用しづらくなります。

その影響で、下位10%の人たちの生活がさらに苦しくなれば、その事実をもとにさらに生活保護基準を下げることが可能になります。これは「貧困スパイラル」と言われている現象です。

「貧困スパイラル」では、政府が貧困対策に失敗し、低所得者の生活が悪化すればするほど、生活保護基準を下げることができます。

極論を言えば、貧困が拡大し、国民の10%が飢える状態にまでなってしまえば、それとの比較で、生活保護基準をゼロに近づけることまで可能になるのです。

このように、格差や貧困が拡大している現代の日本社会において、「一般低所得者世帯との比較」論は「悪魔のカラクリ」になってしまうのです。

生活保護基準部会でも、この点については各委員から何度も懸念が示されていました。その指摘をスルーして、引き下げを強行すべきではない、と私は強調しました。

引き下げ幅が小さければ良いわけではない

引き下げ額は最大13.7%という報道もありましたが、5%に圧縮するという各社報道もあります。

この点について、記者から質問をされましたが、私は「引き下げ幅が小さければいいという問題ではない。私たちは前回、2013年の引き下げ自体が不当であり、違憲だと考えている。すでに現在の基準では、健康で文化的な生活をおくるのに困難な状況になっている。あくまで、前回の引き下げ前の基準(2012年までの基準)に戻すことを求めたい」と答えました。

 

緊急署名は継続中です!ぜひご協力ください!

緊急署名は、来年1月末まで継続して募集しています。まだの方はご協力をお願いします。

「生活保護制度の充実を求める緊急署名」を募っています(いのちのとりで裁判全国アクション)

同アクションでは、今後とも緊急の抗議行動を企画していきます。ぜひご注目ください。

 

小田原市ジャンパー問題を検証する書籍が出版されました!

日々のできごと 書評・関連書籍

全国の福祉関係者に衝撃を与えた小田原市「保護なめんなジャンパー」問題の発覚から半年が経ちました。

今年春、小田原市はこの事件を検証する検討会を設置し、検討会は画期的な内容の「報告書」を発表しました。

このジャンパー問題の核心に迫り、検討会報告の意義についてまとめた書籍が出版されました。私も「『住まいは人権』が欠如した小田原市生活保護行政の問題点」という文章を寄稿しています。

ぜひご一読ください!以下の画像をクリックすると、出版社のサイトに移ります。

「生活保護なめんな」ジャンパー事件から考える-絶望から生まれつつある希望
生活保護問題対策全国会議/編著
尾藤廣喜、小久保哲郎、田川英信、藤藪貴治、渡辺潤、橋本真希子、西田真季子、稲葉剛、雨宮処凛、吉永純/著

A5判/144頁  2017年7月発行
1500円(税別)
ISBN978-4-87154-152-7

小田原市で発覚した衝撃の「生活保護なめんな」ジャンパー事件…。 生活保護利用者を侮蔑するジャンパーなどを10年もの間、職員は身にまとい続けることができたのか? 問題の核心はなにか? 全国の福祉現場に「見えないジャンパー」は蔓延していないか? 小田原市ジャンパー事件発覚を契機に、生活保護行政の問題点と改善の道筋を、生活保護利用者、弁護士、研究者、福祉職員、ジャーナリストが考え合い、提起する話題の労作。

その後、小田原市では画期的な検証作業によって、生活保護行政が大きく改善されようとしている。それは、「絶望から生まれつつある希望」でもある。その詳細を、本書は網羅する。 「検証委員会報告書」、改訂『生活保護のしおり』も全文収録。

【目次】

はじめに   「生活保護なめんな」ジャンパー事件をどう見るか ………尾藤廣喜

1章 ジャンパー事件の背景、その後の経緯、そして改善への課題………小久保哲郎
2章 改善された小田原市『生活保護のしおり』………田川英信
3章 全国の「見えないジャンパー」問題を解決するために………藤藪貴治・渡辺 潤

寄稿
◆小田原市生活保護問題について感じたこと、考えたこと……橋本真希子
◆背景にある生活保護バッシング……西田真季子
◆「住まいは人権」が欠如した小田原市生活保護行政の問題点……稲葉 剛
◆変わり始めた小田原市……雨宮処凛

終章 小田原市「生活保護行政のあり方検討会報告書」を片手に、
利用者と「ともに命を輝かす」ケースワーカーに………吉永 純

検討会報告書、改訂『生活保護のしおり』全文所載

 

今年の「りんりんふぇす」は10月15日(日)開催!予約受付開始しています!

日々のできごと

ミュージシャンの寺尾紗穂さんが「ホームレスの当事者や経験者と一緒に音楽を楽しみたい」と、私を含むホームレス支援の関係者に声をかけたことから始まった「りんりんふぇす」。

ホームレスの人たちの仕事をつくる雑誌「ビッグイシュー日本版」の応援イベントとして、すっかり定着し、今年で8回目を迎えることになりました。

「りんりんふぇす2017」は、10月15日(日)に行われることが決定!すでに予約受付も開始しています。

詳しくは以下の画像をクリックして、公式サイトをご覧ください。

当日は、フェアトレード&自家焙煎の「潮の路珈琲」の販売も行います。お楽しみに!

●名 称:
 りんりんふぇす2017
 Sing with your neighbors
 THE BIG ISSUE support live vol.8
●日 時:
 2017年10月15日(日) 
 開場 13:00/開演 14:00 ~  ※終演19:00予定
●料 金:
 前売券 2,500円  ※税込・入退場自由
 当日券 3,000円     小学生以下無料
●会 場:
 梅窓院 祖師堂(そしどう)
〒107-0062 東京都港区南青山2丁目26-38
※東京メトロ銀座線 外苑前駅1a出口徒歩1分
※駐車場はございません。お車での来場はお控えください。
●内 容:
 音楽ライブ/1部・2部制
 座談会/1部終了後に行います
 炊き出し/簡単な食事(無料)、フェアトレードのコーヒー販売
●出 演:
 折坂悠太、OKI(Oki Dub Ainu Band)、加納真実(パフォーマンス)
 キセル、ソケリッサ!、寺尾紗穂+エマーソン北村
●座談会:
 「ひとりの老いを、みんなで生きる」
 寺尾紗穂、稲葉剛、吉水岳彦
 ビッグイシュー販売者、他
●主 催:
 「THE BIG ISSUE」 support Live vol.8実行委員会
●協 力:
 有限会社ビッグイシュー日本、認定NPO法人ビッグイシュー基金
 一般社団法人つくろい東京ファンド、社会慈業委員会ひとさじの会
 キーン・ジャパン合同会社、公益財団法人 浄土宗ともいき財団
 コミュニティホーム べてぶくろ、池袋あさやけベーカリー
 高田馬場福祉作業所、在日ベトナム仏教信徒会、浄土宗 梅窓院
●問合せ:
 singwithyourneighbors@gmail.com
※梅窓院(会場)へのお問合せはご遠慮下さい。
●備 考:
観覧席は倚子を200脚、座布団を100個ほど用意でゆったり観れます。
小学生以下(12歳以下)はチケット代は無料です。
ぜひとも家族そろってお楽しみください。

※皆さまへのお願い※
当日、ホール内での飲食は禁止となっています。会場外もしくはロビーの飲食スペースをご利用くださいますよう、どうかよろしくお願いします。

多様な人が「混ざる」場をめざして~カフェ潮の路の挑戦は続いています

日々のできごと

西武新宿線・沼袋駅から徒歩11分の場所に、「カフェ潮の路(しおのみち)」をオープンして、まもなく4ヶ月になろうとしています。「カフェ潮の路」とは、私が代表理事を務める一般社団法人つくろい東京ファンドが、ホームレス経験者の「居場所」と「仕事」を創出するために新たに始めた事業です。

関連記事:【2017年4月21日】 朝日新聞に「カフェ潮の路」開店に関する記事が掲載 

「住まい」の次は「仕事」と「居場所」!

つくろい東京ファンドでは、これまで東京都中野区、豊島区を中心に、空き家を活用した生活困窮者へのシェルター事業を展開してきました。2014年の事業開始以来、私たちの住宅支援事業を利用して、アパートでの生活に移った人は、すでに50人を超えています。

ただ、ホームレス状態を抜け出して地域での生活に移ったからと言って、すべての問題が解決するわけではありません。ホームレス経験者の中には、高齢や障害・疾病のため、一般就労が難しい人が多く、そうした人々は地域の中で孤立しがちだからです。これまでも、アパートに入ったものの、引きこもりがちになってしまい、「話し相手はテレビしかない」という人に何人も会ってきました。

そこで、このたび、アパート入居後の「居場所」と「仕事」を創るためにカフェを作ることにしました。たまたま中野区の個室シェルター「つくろいハウス」から徒歩15分の場所に3階建ての一軒家を確保することができ、改装作業を行なって、今年4月に「カフェ潮の路」がオープンしました。

2月から5月まで行なったカフェ開設費用を集めるためのクラウドファンディングでは、計169人の方から計185万円以上のご寄付をいただきました。ご協力ありがとうございました。

毎週火曜日と木曜日の午後に開かれるカフェは、ホームレス経験のある人たちの居場所となっています。また、自家焙煎コーヒーの製造や販売を通して、ホームレス経験者の雇用も創出しています。現在、20代から70代までの計6人がご自身の体調にあわせて働いています。

多様な人々が「混ざる」場をめざして

「居場所」と「仕事」に加えて、カフェがめざしていることの一つに「多様性」があります。カフェを開設するにあたり、さまざまなバックグランドを持つ人が自然に混ざり合う場を作りたいと考えました。その思いを強くしたきっかけは、昨年7月に相模原市で発生した「津久井やまゆり園」での障害者殺傷事件でした。
カフェの担当者である小林美穂子は、つくろい東京ファンドのウェブサイトにアップした記事の中で、以下のように書きました。

私たちが「カフェ潮の路」をオープンするにあたって、一番の目標に掲げたのは、「いろんな人が混ざる場所にしたい」ということでした。その方向性を決定づけたのは、相模原で起きた忌まわしい事件。あの事件は多くの人の心に癒えることのない深い、深い傷を残しましたが、私も例外ではありませんでした。ホームレス支援という仕事をしている私にとって、この事件は他人事とは思えないおぞましい事件でした。犯人の言い分に共感する意見や、きっぱりと否定しきれない一部の世論にも衝撃を覚えました。
その時、私は、支援対象者を守ったり、マジョリティに配慮や遠慮をしたりすることの限界や、困難を抱える人々を見えにくい状態にすることの弊害を見たような気がしました。自分と異なる存在への無理解が進んでしまうことで、社会の偏見、差別を助長されると考えたのです。
特定の困難を抱える人たちの安心できる場も必要ですが、私たちは誰もが参加しながらも安全な場所を作ってみたいと考えました。多種多様な人々が混ざって共存するのが健全な社会。それを自分達の足元から実現してみたいと思いました。

この思いをどこまで実現できているか、心もとないのですが、オープンしたカフェは、ホームレス経験のある高齢者や障害者だけでなく、近所にお住いの住民や近隣の企業にお勤めの会社員、近くの幼稚園に通うお子さんと親御さん、地元の自営業者の方など、さまざまな立場の人が集い、混ざり合う場になっています。

お福わけ券がつなぐ縁

また、さまざまな立場の人が「混ざる」ための一つのツールとして導入したのが、欧米のホームレス支援カフェに見られる「ペイ・イット・フォワード」のシステムです。これはカフェに来たお客さんが自分の分だけでなく、「次の来る誰か」のために飲食代を先払いする仕組みであり、お金のない人もそのチケットを使うことにより無料で飲食をすることができるというものです。日本でもすでに「恩送りコーヒー」や「ゴチ飯」といった名称で実践しているカフェもありますが、「カフェ潮の路」では「お福わけ券」という名前のチケットを用意することにしました。

「お福わけ券」は700円券と200円券の2種類を販売しており、店内で買うことができます。誰かが買ってくれた700円券を使えば、日替わりランチ(500円)と自家焙煎コーヒー(200円)を実質的に無料で飲食できるという計算になります。ありがたいことに、カフェ開設から約3ヶ月間に、320枚以上の「お福わけ券」が販売され、券を使って飲食する人も延べ200人を超えました。

「お福わけ券」の裏面には、チケットを購入した人のお名前(ニックネーム可)とコメント、チケットで飲食した人のお名前(ニックネーム可)とコメントをそれぞれ書く欄があります。購入した人も、飲食した人も、それぞれ相手のことを少し想像する時間を持ってもらうために、あえて手書きで書いてもらうようにしています。使用された「お福わけ券」は店内で掲示されるほか、つくろい東京ファンドのFacebookページでも画像を公開しており、自分が買ったチケットがどのように使われたのかを確認できるようになっています。

格差が広がり、他者への共感が薄れつつある日本社会の中で、さまざまな立場の人たちが垣根を越えて出会い、つながり、支えあえる場を作っていきたいと考えています。

今後とも、カフェ潮の路の挑戦を応援してください!

【カフェ潮の路】2017年8月の営業日のお知らせ(22日、24日はお休みです)

また、7月からはカフェのスペースを子どもの支援に取り組んでいる団体にお貸しして、地元の中学生を対象とする無料塾「中野つむぎ塾」が始まっています。こちらもぜひ応援してください。

中野つむぎ塾のブログは、こちら。

 

オンラインショップもあります!

つくろい東京ファンドオンラインショップでは、自家焙煎の「潮の路珈琲」を販売しています。カフェ潮の路で使用する「お福わけ券」の購入や、生活困窮者支援活動への寄付も可能です。ぜひご覧ください。

認定NPO法人ビッグイシュー基金の理事に就任しました。

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このたび、認定NPO法人ビッグイシュー基金の理事に就任いたしました。

「ビッグイシュー」と言えば、ホームレスの人々の仕事を作るための雑誌として知られています。
1991年にイギリスで始まった「ビッグイシュー」は、世界各国で販売されていますが、日本では2003年に「ビッグイシュー日本版」の販売が開始されました。雑誌を製作、販売しているのは、有限会社ビッグイシュー日本です。

それから4年が経過した2007年、ホームレスの人々の支援には雑誌販売を通した仕事づくりだけでなく、総合的なサポートが必要だという趣旨で、ビッグイシュー基金が設立されました。

※認定NPO法人ビッグイシュー基金の団体概要や役員体制は、こちら。

現在、ビッグイシュー基金は、「社会的排除の極におかれているホームレスの人を中心とする生活困窮者の生活自立応援」、「背景にある社会的問題解決のための政策提案」、「活動への当事者や市民の参加」を3つの柱として活動をしています。

今回、改めて、理事としてビッグイシュー基金に関わることになりましたが、実はこれまでもさまざまな形で基金の活動に連携をしてきました。

私が関わったビッグイシュー基金の活動には、以下のようなものがあります。

『路上脱出ガイド』の製作・配布の協力

『若者ホームレス白書』『住宅政策提案書』『若者の住宅問題』などの調査・提言活動への参加

「ふらっとハウス」の運営など住宅支援での連携

ソケリッサ!野武士ジャパンなどの文化・スポーツ活動の応援

また、ホームレスの人たちの福祉や住宅に関する個別相談でも、基金のスタッフと連携をする機会が何度もありました。

先日、理事就任が決まった理事会でも「これまでも、関わっていない活動の方が少ないかもしれません」と挨拶をさせていただきましたが、直接的な支援でも、提言などの活動でも、さまざまな形で連携をしてきました。

今後はそれに加えて、理事としてもビッグイシュー基金の活動に関わっていきますので、よろしくお願いします。

 

ソケリッサ!のクラウドファンディングを応援しています!

ビッグイシュー基金の文化活動から始まった路上生活経験者によるダンスチーム「ソケリッサ!」が7月6日までクラウドファンディングのキャンペーンを行なっています。

踊る、路上生活経験の身体「新人Hソケリッサ!」東京路上ダンスツアープロジェクト – クラウドファンディングCAMPFIRE

ソケリッサ!は今年、活動10周年を記念し、東京近郊の公園や路上などを巡るダンスツアーをおこなう予定です。寺尾紗穂さんらミュージシャンやアーティストとのコラボもあります。

ぜひ応援をお願いします。

 

※関連記事:【2017年6月14日】毎日新聞に夜回り活動に関する記事が掲載

ホームレス経験者が働く「カフェ潮の路」が沼袋にオープン!毎週火曜・木曜に開店しています。

日々のできごと

私が代表理事を務める一般社団法人つくろい東京ファンドは、東京都中野区を中心に住まいを喪失した生活困窮者のためのシェルター事業を行なってきましたが、シェルターから近隣のアパートに移った人が増えてきたのを受け、このたび新たな事業に乗り出すことにしました。

社会的に孤立しがちな元ホームレスの人たちの仕事づくり、居場所づくりを進めるためにカフェを作る、という事業です。

2月24日(金)からはカフェの開設費用を集めるためのクラウドファンディングのキャンペーンを行ない、たくさんの方々のご支援をいただくことができました。皆様のご協力に感謝いたします(キャンペーンは5月12日まで続きます)。

「住まい」の次は「仕事」と「居場所」!ホームレス経験者が働く自家焙煎カフェを作りたい! – クラウドファンディング MotionGallery(モーションギャラリー) 

そして4月18日(火)、ついに「カフェ潮の路(しおのみち)」オープンの日を迎えることができました。

「潮の路」の名前の由来などは、クラウドファンディングのアップデート記事をご覧ください。

4月21日(金)には、さっそく朝日新聞に「カフェ潮の路」開店に関する記事が掲載されました。ぜひご一読ください。

【2017年4月21日】 朝日新聞に「カフェ潮の路」開店に関する記事が掲載

 

初日の日替わりランチは、チキンとマッシュルームのクリーム煮でした。

 

一番最初のお客さんは、新宿ダンボール村時代からの付き合いがあるKさんでした。

 

カフェ(2階)の内部の様子。

 

「カフェ潮の路」は毎週火曜日・木曜日の12~17時に営業いたします。最初は週2日のみの営業ですが、そのうち徐々に日数を増やしていきたいと考えています。

また、同じ建物の1階では、駐車場スペースを改装したコーヒースタンドの営業を行なっています。こちらは毎週火曜日~金曜日の12~15時に開いています。

 

私も週1回、コーヒースタンドで売り子をしています。

 

私の所属する立教大学大学院の研究科の皆様から素敵なロゴ入りキャッシュトレーをいただきました。

 

「カフェ潮の路」の場所は、西武新宿線「沼袋」駅から徒歩11分。駅からまっすぐ北に歩いて右側にあります(中野江古田病院の3軒先)。

住所は東京都練馬区豊玉南1-4-2です。近くにお立ち寄りの際はぜひお越しください。

地図(グーグルマップ)はこちら。

カフェのフライヤーもできましたので、ぜひご活用ください。

末永く、皆様に愛されるカフェにしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

「潮の路珈琲」はオンラインショップでも買うことができます!

「カフェ潮の路」では、元ホームレスの人たちが焙煎した「潮の路珈琲」をお出ししていますが、「潮の路珈琲」のオンラインショップもオープンしています。カフェまで足を延ばすのが難しいという方は、ぜひオンラインショップでコーヒーをご注文ください。

下記をクリックすると、オンラインショップのページに移ります。

つくろい東京ファンドオンラインショップ

オンラインショップでは、自家焙煎「潮の路珈琲」の商品やフェアトレードのウバ茶が購入できます。

「潮の路珈琲」は、 すべてフェアトレード(民衆交易)のコーヒー豆を使用しています。 ベースは 東ティモールの無農薬のコーヒー豆です。

代金の決済は、クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込の中から選ぶことができます。

また、オンラインショップを通して、つくろい東京ファンドの生活困窮者支援事業に寄付をすることもできるようになりました。ぜひご活用ください。

ぜひよろしくお願いいたします。

 

【関連動画】デモクラシータイムス:稲葉剛さん 「住まいの次は仕事と居場所」 池田香代子の世界を変える100人の働き人 1人目

 

【2017年3月6日】 デモクラシータイムスで池田香代子さんと対談しました。

メディア掲載 日々のできごと

ネット番組の「デモクラシータイムス」で、池田香代子さんとの対談を行ないました。

ハウジングファーストとカフェ事業について詳しく説明をしています。ぜひご覧ください。

 

現在、つくろい東京ファンドでは、住まいを得た生活困窮者の「仕事」と「居場所」をつくるためのカフェを開設する準備をしています。

クラウドファンディングサイトの「アップデート」コーナーではカフェができていく過程もご紹介しています。ぜひご覧ください。

「住まい」の次は「仕事」と「居場所」!ホームレス経験者が働く自家焙煎カフェを作りたい! – クラウドファンディング MotionGallery(モーションギャラリー)

【ご挨拶】もやい綱を解き放つ時~NPO法人もやいを退職しました。

日々のできごと

私、稲葉剛は本日、2017年2月28日をもって、認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいを退職いたしました。また同時に、理事も退任しました。

2001年の設立以来、「共同代表」(2001~2003年)、「理事長」(2003~2014年)、「理事」(2014年~)と立場を変えながら、ずっともやいに関わってきましたが、もやいが活動拠点にしてきた「こもれび荘」が近日中に移転することが決まり、このタイミングで身を引くのが適切だと判断した次第です。

「もやい」という名前は、ロープの結び方である「もやい結び」に由来します。「もやい結び」は外部から引き離そうとする力には強いものの、自らが外そうと思った時には簡単に外せる結び方だと言われています。絆とは違う、人と人との自発的なつながりをイメージする言葉として、私はこの言葉を団体の名称に採用しました。

いま、私は自分を団体に結びつけていた「もやい綱」を解き放つ時が来たと感じています。
そう考えるに至った経緯については、また別の機会にお話できればと思います。

 

今後は、2014年に立ち上げた一般社団法人つくろい東京ファンドの活動を中心に、生活困窮者支援の活動を続けていきます。

つくろい東京ファンドでは、これまで空き家を活用した住宅支援事業を展開してきましたが、今年3月より、もやいの「こもれびコーヒー」(路上生活経験者による自家焙煎コーヒーの製造・販売事業。こもれび荘の移転とともに2016年12月で販売終了)の活動を担ってきた人たちと共に、新たに「潮の路(しおのみち)珈琲」という名称でフェアトレードコーヒーの焙煎・販売事業も行ないます。

新たに「潮の路珈琲」チームとなった皆さんとともに

4月には西武新宿線「沼袋」駅から徒歩11分の場所に「カフェ潮の路」を開設する予定で、現在、その準備のためのクラウドファンディングも行なっています。

「住まい」の次は「仕事」と「居場所」!ホームレス経験者が働く自家焙煎カフェを作りたい! – クラウドファンディング MotionGallery(モーションギャラリー)

路上生活を経験した当事者と共に新たな「仕事」と「居場所」を作り出す事業に、ぜひご協力をお願いいたします。

15年以上の間、私は「もやいの稲葉さん」と呼ばれてきました。3月からは「もやいの稲葉さん」ではなくなりますので、ご理解のほど、よろしくお願いします。

長年、慣れ親しんだ場所を離れるのは寂しいことですが、これからの旅路は楽しみでもあります。

これまでのご支援、ご協力に感謝申し上げるとともに、今後の活動にもご注目、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

2017年2月28日

稲葉 剛

 

関連記事:ホームレス経験者が働く自家焙煎カフェを作りたい! クラウドファンディングにご協力を! 

ホームレス経験者が働く自家焙煎カフェを作りたい! クラウドファンディングにご協力を!

日々のできごと

ホームレス経験者が働く自家焙煎カフェを作りたい!
クラウドファンディングにご協力を!

空き家を活用した住宅支援事業を展開中!

稲葉が代表を務める一般社団法人つくろい東京ファンドは、「市民の力でセーフティネットのほころびを修繕しよう」と合言葉に、2014年6月に設立されました。現在、東京都中野区、新宿区、豊島区、墨田区で、さまざまな生活困窮者支援団体と連携をしながら、空き家を活用した低所得者への住宅支援事業を展開しています。
特に中野区の個室シェルター「つくろいハウス」(7室)を利用して、地域での生活を始めた人は2年半で30人を超えました。アパートに移った方々へのサポートも継続して行なっています。

コーヒーの自家焙煎事業とカフェを立ち上げます!

ホームレス支援において「住まい」の次に必要となるのが、「仕事」と「居場所」です。「つくろいハウス」からアパートに移った人の中は、高齢や障害のため、一般就労が難しい方が多く、社会的に孤立しがちな状況にあります。

私たちは、この課題を解決するため、西武新宿線・沼袋駅から徒歩11分の場所(住所:東京都練馬区豊玉南1-4-2)に三階建ての一軒家を確保し、コミュニティカフェ「カフェ潮の路(しおのみち)」を開設することにしました。

2017年4月にオープンを予定しているカフェは、元ホームレスの人たちが働く場であり、さまざまな人たちが出会い、交流できる居場所にしたいと考えています。

現在、「カフェ潮の路」の開設費用を集めるためのクラウドファンディンングを行なっています。SNSでの情報拡散など、多くの方々のご協力をお願いいたします。

◆クラウドファンディングのキャンペーンサイト(モーションギャラリー)
「住まい」の次は「仕事」と「居場所」!ホームレス経験者が働く自家焙煎カフェを作りたい!

3月には「潮の路珈琲」のショップサイトも開設する予定です。後日またお知らせします。

 

【2017年1月24日】 小田原市ジャンパー問題申し入れに関する各メディアの報道

メディア掲載 日々のできごと

1月24日(火)、小田原市の「保護なめんな」ジャンパー問題について、私を含む生活保護問題対策全国会議のメンバーが小田原市役所を訪れ、担当者との意見交換を行ないました。

同会議は1月20日(金)付けで小田原市に公開質問状を提出しており、2月末までに書面での回答を求めています。

生活保護問題対策全国会議ブログ:小田原市長宛てに公開質問状を提出しました

意見交換の場で、小田原市の保健福祉部長は、2月末までの書面回答を約束した上で、外部の人も入れた検証委員会を設置するつもりであること、研修を強化するなど再発防止策を徹底することなどを表明しました。

その後、行われた記者会見では多数のメディアが取材に来ていました。
以下に主な報道をご紹介します。

申し入れと記者会見の内容について、詳しく報じたのはハフィントンポストと弁護士ドットコムです。

ハフィントンポスト:生活保護「なめんな」ジャンパーは「構造的な問題」 小田原市に支援者ら申し入れ

弁護士ドットコムニュース:「保護なめんな」問題、小田原市に再発防止要望「見えないジャンパー」全国拡大に懸念

NHKも報道していますが、この問題で一貫して、「保護なめんなジャンパー」を「不正受給許さないジャンパー」と表現している点に私は疑問を持っています。

NHK:“不正受給許さない”ジャンパー 調査など申し入れ

東京新聞と朝日新聞は、私が指摘した小田原市ホームページの記載の問題についても触れています。

東京新聞:生活保護ジャンパー問題 小田原市に苦情900件超

朝日新聞:「保護なめんな」問題、職員の人権研修へ 小田原市方針

また、生活保護問題対策全国会議のメンバーとして一緒に申し入れに参加した雨宮処凛さんが「マガジン9」の連載コラムで、この問題について書かれています。非常に重要な指摘をされていますので、ぜひご一読ください。

生活保護バッシングと役所バッシングの5年周期〜「保護なめんな」ジャンパー問題に思う〜の巻-雨宮処凛がゆく!

 

関連記事:【改善させました!】「保護なめんなジャンパー」の小田原市ホームページは制度を利用させない「仕掛け」が満載だった。

 

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