新著『貧困の現場から社会を変える』が刊行されました!

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稲葉剛の新著『貧困の現場から社会を変える』が刊行されました。

ブラック企業対策プロジェクト主催の連続講演会(全6回)の講演録をもとに、大幅に加筆・修正して完成させました。私自身がこの二十余年の間に行なってきた生活困窮者支援の活動を紹介しながら、「生活保護」、「バッシングと差別」、「住まいの貧困」、「自立支援」といったテーマについて考察しています。

最終章では、『下流老人』(朝日新書)の著者であり、NPO法人ほっとプラス代表理事の藤田孝典さんとの対談が収録されています。

「国内の貧困問題について学びたい」という方、「自分も何かアクションを起こしてみたい」という方に、ぜひ読んでいただければと思います。ご協力ください!


 

POSSE叢書

貧困の現場から社会を変える
稲葉剛(著/文)
発行:堀之内出版

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176頁  並製
価格 1,800円+税

ISBN 978-4-906708-61-1 C0036

発売日 2016年9月15日

 

【紹介】

政治だけじゃない。
貧困が広がる社会を、私たち自身が変えることができる。

下流老人、貧困女子……。一億総中流社会の崩壊がより深刻な今、貧困問題はだれにとっても人ごとではありません。ではどのようにしたら、そうした問題を解決したり、未然に防いだりすることができるのでしょうか。長く貧困問題の現場に関わり、さまざまな提言や制度改革に取り組んできた著者が記す、貧困社会を変える希望の1冊。用語解説もつき、中学生くらいからでもよみやすく、わかりやすい内容です。

【目次】

第1章 私が取り組んできた生活困窮者支援
第2章 権利としての生活保護
第3章 バッシングと差別
第4章 拡大する住まいの貧困
第5章 自立支援を問う
第6章 対談・藤田孝典×稲葉剛

【著者プロフィール】

稲葉剛(イナバツヨシ)

1969年広島県生まれ。NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事。著書に『鵺(ぬえ)の鳴く夜を正しく恐れるために―野宿の人びととともに歩んだ20年』(エディマン、2014年)、『生活保護から考える』(岩波新書、2013年)、『ハウジングプア』(山吹書店、2009年)など。

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