新たに豊島区で個室シェルターを開設!ハウジングファースト東京プロジェクトが本格始動します!

日々のできごと

私が代表理事を務める一般社団法人つくろい東京ファンドでは、空き家・空き室を活用した住宅支援事業を展開しています。

2014年に東京都中野区で個室シェルター「つくろいハウス」(定員7名)を開設したのを皮切りに、2015年には新宿区に個室シェルター「ふらっとハウス」(定員2名)、墨田区に若者向けシェアハウス「ハナミズキハウス」(定員3名)をオープンさせました。

そして、2016年春、新たに豊島区内に2部屋の個室シェルターを開設しました。池袋地域でホームレス支援を行なっている諸団体と連携して運営をしていく予定です。

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池袋では、ホームレス支援NPOのTENOHASIや、国際NGOの「世界の医療団」が中心となり、「東京プロジェクト(ホームレス状態の人々の精神と生活向上プロジェクト)」が行なわれてきました。

このプロジェクトは、ホームレスの人の中に知的障害や精神疾患を抱える人の割合が高く、その人たちに支援の手が届いていないことを踏まえ、障害や疾患を持つ人々が野宿から脱却し、地域で安定した生活をおくれるように医療・保健・福祉などの総合的なサポート体制を構築することを目的としています。

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北海道・浦河の「べてるの家」の流れを汲む「べてぶくろ」や、「精神科訪問看護ステーションKAZOC」もこのプロジェクトに参加し、障害や疾患を抱える元ホームレスの人たちの地域生活を支えるネットワークが育まれてきました。

このたび、つくろい東京ファンドも正式にこのプロジェクトに加えていただき、プロジェクト名も「ハウジングファースト東京プロジェクト」と改称することになりました。

今後、豊島区内で徐々に部屋数を増やし、「ハウジングファースト」型の支援を実践していく予定です。

ぜひ多くの方のご支援をお願いいたします。→寄付に関するご案内

つくろい東京ファンドのウェブサイトもリニューアルしました。こちらもぜひご覧ください。

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