【2019年10月25日】東京新聞特報面記事「『命を守る行動を』って何? 逃げられない人も」にコメント掲載

メディア掲載

2019年10月25日付け東京新聞特報面記事「『命を守る行動を』って何? 逃げられない人も」に、稲葉のコメントが掲載されました。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2019102502000147.html

「命を守る行動を」って何? 逃げられない人も

今回の台風19号でも、テレビから何度も聞こえてきた「命を守る行動を取ってください」という言葉。人々を緊急に避難に駆り立てるには、これぐらい強い口調も必要だという声もあるのだが、違和感も拭えない。「命を守る行動」は各人によって違うし、行動できない災害弱者も多いはず。「自分の身は自分で守れ」と突き放すなら、災害から国民を守るという政府の責務はどうなるのか。「命を守る行動を」という言葉の裏側を探った。 (安藤恭子、中山岳)

(中略)

生活困窮者を支援する立教大学大学院の稲葉剛・特任准教授は、東京都台東区が避難所に来た野宿者二人の利用を拒んだケースを挙げ「社会的弱者に対する人権意識が乏しい自治体で問題があらわになった。野宿者だけでなく高齢者や障害者などにも、日ごろからきめ細かく支援する意識がなければ、災害時に対応できない」と指摘する。

(後略)

 

 

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