書籍刊行から1年!広がる #ハウジングファースト テレビや演劇でも。

日々のできごと

昨年4月に、稲葉剛・小川芳範・森川すいめい編『ハウジングファースト~ 住まいからはじまる支援の可能性』(山吹書店・JRC)が刊行されて1年になります。

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関連記事:【2018年5月27日】毎日新聞書評欄で『ハウジングファースト』が紹介されました。

専門書なので売れ行きは地味ですが、福祉・医療関係者を中心にじわじわと広がってきています。

NHK Eテレの「ハートネットTV」でも、ついに「ハウジングファースト」の特集が組まれることになりました。

東京都内の7団体で構成され、私も関わっている「ハウジングファースト東京プロジェクト」の活動に取材した番組です。4月9日(火)20時から放映されるので、ぜひご覧ください(再放送は4月16日(火)13時5分~)。

ハートネットTV TOKYO“ホームレス”2019「ハウジングファースト」

ホームレスを取り巻く現状が厳しさを増しているのではないかと懸念されている。そんな中、ホームレス支援のエキスパートたちが立ち上げた新発想のプロジェクトとは?!

 

また、「ハウジングファースト東京プロジェクト」では元ホームレスの人たちによるパン作りの取り組みも行なわれていますが、この「池袋あさやけベーカリー」の実話をもとにした演劇『つながりのレシピ』(秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場第121回公演)が4月5日から始まりました。

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秋田雨雀・土方与志記念
青年劇場第121回公演

つながりのレシピ

福山啓子=作  関根信一=演出

「順調に失敗だらけ」のパン作り
苦労を取り戻しこころが健康になる物語

孤独に陥った男の「人」とのつながり直しは・・・

あらすじ

ところは東京・池袋にほど近い住宅街の一角にあるとある家。
あるじの陽一は、定年直後に妻を失い、すっかり意気消沈。
そんな父を心配して娘が時々様子を見に来ている。
ある日、はからずも妻が遺したレシピをもとにパンを焼くことになったのだが、
手伝いに集まったのは、元ホームレスや精神的病いを抱えている人たちだった・・・!

4月14日まで、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで公演があるので、ぜひ観に行っていただければと思います。劇場では『ハウジングファースト』の本も販売してくれています。

劇団のサイトには私の推薦文も掲載していただきました。

https://www.seinengekijo.co.jp/s/recipe/recipe-me.html

稲葉剛(一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事)

「ホームレス」という名前の人がいるわけではない。
生活に困窮して、ホームレス状態に陥った一人ひとりの人間がいるだけだ、と私たち支援関係者は訴えてきました。
この演劇を通して、そうした一人ひとりの人生に想いをめぐらす方が増えることを願っています。

 

テレビ番組や演劇を通して、ぜひハウジングファーストの実践に触れていただければと思っています。よろしくお願いします。

 

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