【要予約】11月6日(日) ハウジングファースト国際シンポジウム「なぜ住まうことから始めると回復するのか」(大阪)

講演・イベント告知

http://www.mdm.or.jp/bokin/hf_symposium2.html

ハウジングファースト国際シンポジウム
なぜ住まうことから始めると回復するのか~世界と日本の現場から(大阪)

東京でのシンポジウムの情報は、こちら。

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ホームレス状態の人たち、精神科病院に長期入院している人たち。
そんな人たちも、地域での1人暮らしができる。
その決断と行動に踏み出せずにいるのは、「支援者」という立場にいる人たちなのではないでしょうか。欧米の多くの国で年々、その取り組みが広がっているハウジングファースト・モデルでは、重度の障がいがある人たち、長期にホームレス状態にある人たちに、まずは本人が住みたいと思う住まいを提供し、そして地域で支え合っていきます。

本シンポジウムでは、ハウジングファースト・モデルでいま世界的にも最も成果をあげている国の1つであるフランスよりゲストを招聘、これまでの東京での実践の試みに照らし合わせつつその実践方法をより深く学び、具体的な支援方法や担い手の育成方法などについて学びます。

日時 : 2016年11月6日(日)
13:00-16:30(開場12:30)
会場 : 大阪証券取引所ビル北浜フォーラム(定員:100名)
 会場地図はこちら。

会費 : 2,000円
主催 : 認定NPO法人世界の医療団
共催 : コミュニティホームべてぶくろ、NPO法人TENOHASI、訪問看護ステーションKAZOC、
一般社団法人つくろい東京ファンド、ゆうりんクリニック
協賛 :笹川日仏財団、ヤンセンファーマ株式会社
後援 : 大阪市立大学都市研究プラザ、日本居住福祉学会

*本シンポジウムは、科学研究費基盤研究(B)(海外学術調査)「東アジアにおける包摂型居住福祉実践に関する研究」(研究代表者:全 泓奎)の助成を得て実施しております。

お申し込み:こちらのページより手続きをお願いします。

 

【プログラム】 *日仏同時通訳付き

総合司会 : 槙野 友晴 氏
精神保健福祉士。ゆうりんクリニック・ソーシャルワーカー、
べてぶくろグループホームしずく生活相談員、相談支援事業所さくら相談支援専門員

講演1 : Pascale Estecahandy 氏
総合医、トゥールーズ大学病院所属医師、
フランスのハウジングファーストのナショナルコーディネーター、
DIHAL(難民や貧困層にむけた住宅支援を手がける政府機関)所属

講演2 : 竹端 寛 氏 山梨学院大学法学部政治行政学科教授

リレートーク ~東京と大阪から~
野村 恭代 氏 大阪市立大学大学院生活科学研究科准教授、精神保健福祉士、社会福祉士、専門社会調査士
掛川 直之 氏 大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員(若手・先端都市)
西岡 誠 氏 内科医、ゆうりんクリニック院長、世界の医療団ボランティア医師
稲葉 剛 氏 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授、一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事

パネル・ディスカッション
 ファシリテーター : 全 泓奎 氏 大阪市立大学都市研究プラザ教授
・Pascale Estecahandy 氏
・竹端 寛 氏
・稲葉 剛 氏

* なお、プログラムの内容については変更が生じる場合がございますので、予めご了承ください。

Pascale Estecahandy(パスカル エステカアンディ)氏
総合医、トゥールーズ大学病院所属医師、フランスのハウジングファーストのナショナルコーディネーター、公衆衛生学専任講師、公衆衛生学修士課程修了。12年前より、社会医療機関とホームレス状態の人々へのアウトリーチのコーディネートを行う。2011年4月からは、重度の精神障害者でホームレス状態にある人々を対象としたDIHAL(難民や貧困層にむけた住宅支援を手がける政府機関)のハウジングファースト・プログラムの全国支援コーディネーターを務める。
世界の医療団の一員として15年にわたり、国内、国外ミッション、また国内プロジェクト向け運営委員会などに参画。2004年から2010年まで世界の医療団フランス理事。

竹端 寛(タケバタ ヒロシ)氏
山梨学院大学法学部政治行政学科教授。1975年、京都市生まれ。大阪大学人間科学部卒、同大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。専門は福祉社会学、障害者福祉政策、地域福祉論。大学院の頃に精神科病院でのフィールドワークを続け、NPO大阪精神医療人権センターのボランティアとしても20代から関与する。2010年~12年まで内閣府障がい者制度改革推進会議の総合福祉部会委員として、障害者政策を変える「骨格提言」作りにも関与。著書に『枠組み外しの旅-「個性化」が変える福祉社会』(青灯社)、『権利擁護が支援を変える-セルフアドボカシーから虐待防止まで』(現代書館)など。

全 泓奎(ジョン ホンギュ)氏
大阪市立大学都市研究プラザ教授。韓国ソウル市出身。スラム地域の再開発に対し、94年から5年間、住民と生活をともにしながら居住の権利獲得に向けて活動した。99年から、東京の「のじれん」、ホームレス東アジア交流(EAE))、05年からは名古屋の「野宿労働者の人権を守る会」で活動し、「ビッグイシュー名古屋ネット」の設立にかかわる。日本福祉大学の研究員として在職中、フィリピンのスラム住民と交流。韓国政府国土海洋部居住福祉担当係長を経て、2008年より現職。包摂型アジア都市研究、居住福祉論が専門。著書に、『包摂型社会:社会的排除アプローチとその実践』、『包摂都市を構想する:東アジアにおける実践』(ともに法律文化社)など。

野村 恭代(ノムラ ヤスヨ)氏
大阪大学大学院人間科学研究科修了(人間科学博士)。精神保健福祉士、社会福祉士、専門社会調査士。現在、大阪市立大学大学院生活科学研究科准教授。医療法人に勤務中、生活のしづらさのある人の住まいに対する「施設コンフリクト」を知る。解決策が見出せないため自身で研究することに。著作に『精神障害者施設におけるコンフリクト・マネジメントの手法と実践-地域住民との合意形成に向けて-』(明石書店、2013年)などがある。

掛川 直之(カケガワ ナオユキ)氏
大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員(若手・先端都市)。専門は、司法福祉学。「シャバの空気をおいしくする会(@大阪)」「出所者支援ネットワーク(@東海)」など、出所者の社会復帰を支援するとりくみの企画・運営にも携わっている。共著に『地域で支える出所者の住まいと仕事』(法律文化社)『地方都市から子どもの貧困をなくす』(旬報社)、論文に「矯正施設等出所者に対する居住支援」居住福祉研究21号などがある。

稲葉 剛(イナバ ツヨシ)氏
2001年、自立生活サポートセンター・もやいを設立し、幅広い生活困窮者への相談・支援活動に取り組む。2014年、一般社団法人つくろい東京ファンドを設立し、空き家活用による低所得者支援を事業化。同法人は、ハウジングファースト東京プロジェクトの住宅支援部門を担当している。一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授。著書に『貧困の現場から社会を変える』(堀之内出版)、『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために』(エディマン/新宿書房)、『生活保護から考える』(岩波新書)、『ハウジングプア』(山吹書店)など。

西岡 誠(ニシオカ マコト)氏
1970年、愛媛県松山市生まれ。内科医。ゆうりんクリニック院長。和歌山の病院勤務ののち路上生活者支援活動に携わる。2013年よりハウジングファースト東京プロジェクト世界の医療団ボランティア医師として、東京・池袋の路上生活者支援活動に参画。2016年4月、ゆうりんクリニックを開院、院長として、主にホームレス状態から脱した方の診療にあたる。愛読書は論語。

槙野 友晴(マキノ トモハル)氏
1980年大阪府堺市生まれ。精神保健福祉士。特別養護老人ホームのデイサービスにて介護職、精神科病院が運営する地域活動支援センター、宿泊型生活訓練事業所で相談員として従事し、現在は東京プロジェクトにてゆうりんクリニックでソーシャルワーカー、べてぶくろグループホームしずくで生活相談員、相談支援事業所さくらで相談支援専門員を兼務。
お問い合わせ
ハウジングファースト国際シンポジウム事務局
communications@mdm.or.jp
03-3585-6436

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