国は生活保護引下げの根拠を示せるのか?2月9日(金)東京地裁口頭弁論にご注目を!

提言・オピニオン

昨年12月に安倍政権が閣議決定した生活保護基準の引下げに対して、各地、各方面から反対の声が上がっています。

そんな中、前回(2013年~2015年)の生活保護基準引下げを憲法違反だとする民事訴訟が全国29の都道府県で進行しています。東京での裁判(愛称「はっさく訴訟)の口頭弁論も第6回まで進んできました。

私はこれまで様々な裁判の傍聴を行なってきましたが、民事の訴訟は書面のやりとりが中心で、正直、見ていて、あまり面白いものではありません(もちろん、社会的な意義のある訴訟を傍聴を通して応援をすることは重要なのですが)。

ただ、「はっさく訴訟」の口頭弁論は回を重ねるごとに「見ていて、面白い」ものになっています。裁判傍聴が初心者という方にもお勧めです。

なぜ「面白い」のかと言うと、被告側(国、地方自治体)に対する弁護団のツッコミが激しいのと、途中から替わった裁判長がわかりやすい訴訟指揮をしているからです。

前回11月1日の第6回口頭弁論でも、生活保護基準引下げの根拠を示すように求める弁護団に対して、国が説明を回避しようと逃げ、それに対して裁判長が資料をきちんと提示するように諭すという一幕がありました。

引下げは政治的な理由で強行されたもので、そもそも合理的な根拠など存在しない、ということが法廷でのやりとりから明らかになりつつあるのです。

前回の口頭弁論から3ヶ月。国は引下げの根拠を示すことができるのでしょうか。それともまたごまかそうとするのでしょうか。要注目です。

口頭弁論の後には、弁護団による解説が聞ける報告集会もあります。あわせてご参加ください。

http://blog.goo.ne.jp/seihohassaku/e/a5840a9c340821e408f34e732b640cce

はっさく訴訟第7回期日の傍聴を!
生活保護基準引下げ違憲東京国賠訴訟

第7回期日
2月9日(金)午後3時~ 東京地裁103号法廷

(地下鉄「霞ヶ関」駅A1出口すぐ)

2013年8月1日から3回にわたって生活保護基準が引き下げられました。これは生存権を保障した憲法25条に違反するとして、東京都内の生活保護利用者32人が、国等に対し、国家賠償等を求めています。

昨年12月、厚生労働省は、今年10月からの生活保護基準のさらなる引下げを発表しました。全国の生活保護利用者が悲鳴を上げています。
このような暴挙を許さず、引下げを阻止するためにも、厚生労働大臣の責任を問う<はっさく訴訟>の闘いが非常に重要になっています。
原告を応援するため、そして引下げを阻止するため、多くの市民の皆さんの傍聴をお願いします。

閉廷後、報告集会を予定しております(午後3時40分ころ~)。

 

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2月10日(土)東海地域ホームレス・生活保護研究会第100回定例会 「ホームレス・生活保護問題の15年」

講演・イベント告知

東海地域ホームレス・生活保護研究会第100回定例会

ホームレス・生活保護問題の15年

日 時 2月10日(土)14:00~17:00 (受付開始13:30)
日本福祉大学名古屋キャンパス 南館4階401教室
(名古屋市中区千代田5-22-35)
※地下鉄・JR「鶴舞」駅より徒歩2分

参加無料 (会員)
非会員は参加費500円  当日も入会できます。年会費は2000円です。

講演:「ホームレス・生活保護問題の現場から」
講師 稲葉剛さん(つくろい東京ファンド代表理事)

報告 東海地域ホームレス・生活保護研究会の15年
山田壮志郎(東海地域ホームレス・生活保護研究会代表)

主催:東海地域ホームレス・生活保護研究会

代表 山田壮志郎(日本福祉大学) y-sosiro★n-fukushi.ac.jp ★を@に変えてください。

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【2017年12月29日】SYNODOSに生活保護に関するインタビュー記事掲載

メディア掲載

ウェブマガジン「SYNODOS」に稲葉のインタビュー記事が掲載されました(2017年12月29日アップ)。

下記のタイトルをクリックすると、記事のページに移ります。

【SYNODOS】全ての人の「生」を肯定する――生活保護はなぜ必要なのか/つくろい東京ファンド代表理事、稲葉剛氏インタビュー

 

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