「ホームレス支援をアップデートする」~「ビッグイシュー」364号でゲスト編集長を務めました

日々のできごと

8月1日から販売されている「ビッグイシュー日本版」364号で、ゲスト編集長を務めました。特集のタイトルは、「ホームレス(HOMELESS)支援をアップデートする」です。

 

THE BIG ISSUE JAPAN364号

特集 ホームレス支援をアップデートする――稲葉剛ゲスト編集長

2万5296人(2003年)から4555人(2019年)へ。厚生労働省の概数調査では「ホームレス」数が減り続けている。この十数年間、官民による支援が広がった結果、路上や公園、河川敷など屋外で暮らす人が劇的に減少したのは事実だ。

しかし、「ホームレス“homeless”」という言葉を「安心して暮らせる住まいがない状態」というグローバルスタンダードの定義で捉えると、見えてくる風景は一変する。家庭に居場所がなく、街をさまよう10代の子どもたち、難民として日本に逃れてきた外国人、ネットカフェで途方に暮れる妊婦……。私たちが通常、イメージする中高年男性中心の「ホームレス」像とは違い、世代や国籍も多様な人たちが住まいを失っている現実が広がりつつある。

支援の現場では、homeless状態にある人たちを支えるための新たな動きが始まっている。アップデートされつつあるhomeless支援の最前線をお伝えする。(稲葉剛)

*目次より

対談 稲葉剛 × 仁藤夢乃さん

オリンピックを機に「包摂都市」目指す
ARCH 河西奈緒さん

難民シェアハウス「TOKIWA」オープン
WELgee 渡部清花さん

「居場所がない妊婦」からのSOS!
ピッコラーレ 中島かおりさん

「JOIN」4つの市民団体が連携
コミュニティワーク研究実践センター 佐渡洋子さん

〈コラム〉スコットランドに“ホームレス村”誕生

 

364号の表紙は、『セサミストリート』のリリー。ホームレスの女の子という設定です。
TOP INTERVIEW スペシャルインタビュー

『セサミストリート』リリー

世界中で愛される教育テレビ番組『セサミストリート』に2011年から登場した「リリー」は、食料不安を抱えた後、家族でホームレス状態になった女の子。リリーの誕生秘話、そして子どもたちとともにホームレス問題を語らう重要性について、制作者たちが語ります。

ビッグイシューは、ホームレスの人たちの仕事づくりを目的とした雑誌です。販売場所は、下記をご覧ください。

ビッグイシュー販売場所

販売者の小磯さんに販促用のパネルを持ってもらい、写真を撮らせていただきました。小磯さんは、ホームレス経験者によるダンスチーム「ソケリッサ!」のメンバーとしても知られています。

ぜひ路上でお買い求めください!

 

関連記事:女子高生とホームレス~安心できる場所を作るために:対談 仁藤夢乃さん(2014年12月)

 

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