「健康で文化的な最低限度の生活」の基準とは?9月14日(金)11時~東京地裁で考えよう!

日々のできごと

今年9月4日、加藤勝信厚生労働大臣は、生活保護の生活扶助基準の見直しを10月から実施することを告示しました。この「見直し」によって、約3分の2の世帯で基準が引き下げられることになります。

生活保護の基準には、私たちの社会において「健康で文化的な最低限度の基準」を示すラインとしての役割があります。このラインが引き下げられると、生活保護利用者だけでなく、他の低所得者向けの支援策も所得制限の基準が上がって使いづらくなるなど、マイナスの影響を与えることが知られています。

安倍政権になってから、生活保護基準の引き下げは二度目になります。生活保護基準は5年ごとに見直されますが、前回(2013年)には過去最大の引き下げが行われました。

この過去最大の引き下げに対して、全国29の都道府県で引下げの違憲性を問う訴訟が行われています。

東京では現在、2つの訴訟が進行していますが、先行している「はっさく訴訟」は、第9回口頭弁論が9月14日(金)11時から、東京地裁1階の103号法廷で開かれます。

 

傍聴をご希望の方は、早めに東京地裁の正門前に(地下鉄「霞ヶ関」駅A1出口すぐ)にお集まりください。

「健康で文化的な最低限度の生活」の基準とはどうあるべきか?ぜひ裁判を通して考える機会にしたいと思います。

口頭弁論終了後は弁護士会館で報告集会が予定されています。あわせて、ご参加ください。

 

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